SNSとは
「Twitter」「Facebook」「Instagram」などの「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」のこと
この中で一番オタクに縁があるのはTwitter 好きな作家さん、会場で知り合った人などなどフォローしたりされたりして会話を楽しんだり一方的に見つめたりできますね。
ただしいくらフォロワーだったり相互フォローだったりしても相手は他人です。
親しき仲にも礼儀あり、地元の友達じゃありません。マナーと礼節は忘れないでください。
人気の同人作家さんなんかはフォロワーが何万人もいたりします、あなたがいくら相手を好きでも何万人の中の一人。
特別扱いして!なんて思ってはいけません、自分へのリプライ(返信)を要求してもいけません。相手の都合を優先しましょう。
相手も自分も趣味を楽しんでいるんです。「何で自分の知り合いにだけ声かけるの?」なんて勘違いしてはいけません。
無理矢理輪の中に入ろうとしてもいけません、対面して知り合った人同士じゃないなら貴方は「他人」なんです。
Twitterのリプライはある種の「ファンレター」であることを忘れないで下さい。
またTwitterには「公式」「公式関係者」も存在しています。
公式がイラストをアップしてくれた・・・嬉しいですね。でもリプライを送る前にちょっと待って下さい。
あなたの送ろうとしているツイート内容、アイコン、大丈夫ですか?
アイコンは二次創作の絵じゃないですか?
そのアカウントで同人関係のことを呟いたりRTしたりしていませんか?
リプライ内容に貴方の要望や一方的な意見が入っていませんか?
オタクは受け入れる存在です、特に同人をやっている人は基本的に公式に関わってはいけません。
例えばあなたが二次創作アカウントで公式にリプライをしたとしましょう。
純粋に楽しんでいるファンがリプライ欄を見て「何だコイツ?」と貴方のアカウントを目にする危険性があります。
オタクは「オタクのルールを理解している人の中」でしか活動できません。一般人にそれを求めてはいけません。無理です。
仮に貴方が「エッチな二次創作絵をTwitterに載せている」人で、オタクに理解のない人があなたの軽率なリプライからあなたのTwitterに飛んで最終的に公式に通報したとします。
公式が対処せざるを得なくなった場合、公式の一般的な処置は「ダメですよ」ということです。しかしこれが大問題です。
一度「ダメです」と言われたらダメなんです。貴方だけじゃなく全員ダメ。
要するに「二度とそのジャンルは同人誌が許されない状況」になってしまうんです。
これがあるから同人は「隠さなければいけない」「身を潜めなければいけない」と言われています。
二次創作者は「公式から声明を出されないことに全力を尽くす」必要があります。
公式に意見したい、コメントをしたいなら別のアカウントを作りましょう。日常アカウントでも何でもいいです。
同人アカウントでは関わるな!!!!ダメ!絶対!!!!!ってことです。
リプライに限らず引用リツイートもされた側は見えますからね!
同人アカウントがしていいのはせいぜい「リツイート」と「いいね」くらいです。わきまえましょう。
それからTwitterに限らず、「誰でも見ることのできるSNS」は年齢制限のかかる絵など、つまりエッチなものを
「誰もが観覧できる状態」で載せてはいけません、ゾーニングをしてください。
Pixivに18禁の絵を載せるには「R-18」タグが必要です、その場合Pixivに登録する際に18歳未満の人はそのページを見れません。
Twitterでやりたければ鍵をかけたアカウントにして年齢確認が出来た人のみフォロー許可をする、プライベッターなどを使い年齢確認ページを設けるなどの措置をとりましょう。
ヘッダーとアイコンは鍵アカウントでも見れるので18禁のイラストしてはいけません。
好きな人にリプライ
大好きな作家さん、お友達に好きって気持ち、直接言いたいですよね。わかりますわかります。言っていいんですよ。
でも言うだけです。それ以上は求めてはいけません。
優しい人はリプライに対してお返事してくれるでしょう、嬉しいですね。でもそれは沢山いるファンの中の一人である貴方に対して返事をしたのであって、貴方が特別だから返事をしたわけではありません。
貴方が憧れの大女優に会ったら「いつも何してんの?」なんて言いますか?言いませんよね。
Twitterという相手の日常や感情を垣間見るツールを目にすると距離感を履き違えてしまいます。しかし相手は他人。
貴方が初めて入ったスタバで会計をしてくれた店員よりも遠い存在です。
友達同士や仲間内で「そうだよね、あはは!」という雰囲気で和気藹々としていてもそれはそれ、よそはよそ、うちはうち。
いくら下ネタで盛り上がっている人たちだとしてもあなたがその人に対して急に下ネタを言っていい言い訳にはなりません。
ちゃんと礼節をわきまえたリプライをしましょう。友達になったら好きにしてください。
書き手に個人的なお願いをすること
基本的に禁止です。
「趣味でやってるんだからそのくらいいいじゃん」そうですね。趣味ですね。
だからこそ相手もあなたの言うことを聞く義務なんてないんです。
相手が絵や小説をササッとかけるからといって頼んでいい理由にはなりません。
「ササッと」の定義だって人それぞれ、貴方のササッとが5分でも相手のササッとは2時間かもしれません。
「美容師なんだから髪切ってよ、いいじゃん」
「整体師なんだからマッサージしてよ、いいじゃん」
これと同じことです。あなたが美容師だとして道端のオッサンに「美容師なら髪やってよ、タダで」なんて言われたら嫌だなって思いませんか?こういう時に「僕ならそのくらいやってあげるけどな」って思った人、そういう話じゃないんです。
マナーで成り立つ同人界隈に「一般常識」でものを考えられない人は不要です。
作家さんの5分は5分ではありません、「その人がその地位に上るために努力した時間+5分」です。
タイムイズマネー 技術者の時間を奪うなら対価を払わなければなりません。
だからこそ軽い気持ちで「かいて」なんて言ってはいけないんです。
「自分がされて嫌な事はしない」と言うと「自分は嫌じゃないからやる」と捉えるひねくれた人がいますが違います。
自分も相手もされて嫌なことはやってはいけないんです、世間の常識で考えてダメなことはダメです。
ちなみにTwitterでよく見られる「お願い」にはこんなことが挙げられます。
・○○描いてください 〇〇も見てみたいです
・○○してもらえませんか? 〇〇できないんですか?
「リクエスト募集します」とでも作家が言わない限りこっちの都合なんて押し付けてはいけません。
ただただ大人しくいつか描いてくれるのを信じて待ちましょう。
「○○してもらえない?してほしいなぁ」も「お願いしてる」のと同じです。相手に負担をかけるのはやめましょう。
「イベント会場でこうなっていたので出来ればこう対処してもらえませんか?」のような、作家側に責任がありトラブルに
なりかねないことは言ってあげることも勇気かもしれません。しかしこの判断も慎重に!
「あなたの列がぐちゃぐちゃだったので列整備の人がいたほうがいいと思う」 これは言ってあげるべきかもしれません。
しかし「あなたの本が売切れてたから売り切れないようにして欲しい」 これは言ってはいけません。
「個人の判断で確実に対処できること」は時として言ってあげることも必要です、作家も人間なので全てを把握してはいません。
しかしやっぱりあくまでも趣味の活動なので出来ないことの方が多いんです。無理をさせてはいけません。
同人誌においては「再販」「再録」「書店追納」「ノベルティ関連」など、需要と供給の数が合わないことが多々あります。
しかしあくまでも趣味、死ぬほど欲しければ死ぬ気でイベントに行く努力をしましょう。自分が無理なら友達に頼みましょう。
特定のカップリングで活動している作家さんに対して「別カップリング、逆カップリングを書いてくれ」というのもNGです。
(本人がいいって言った場合は除く) 書きたければ書いているし、書こうと思っていないから書いていないんです。
誰かの萌えは誰かの地雷です。あなたが好きなA×CはA×Bで活動している書き手にとって地雷かもしれません。